MLM、マルチ商法、ねずみ講の違い。私がやらない理由

これからを生きる

何年間も連絡を取っていなかった友人から、突然「久しぶりにご飯でも行かない?」とTwitterのDMやline、Facebookなどから誘いが来たことは皆様も1度や2度はあるのではないでしょうか。

これらは、MLM(マルチ・レベル・マーケティング)、いわゆるネットワークビジネスというビジネスモデルを用いたビジネスへの勧誘です。

日本において有名なところでは、アムウェイやニュースキン、アリックス、三基商事などが挙げられます。

こういった勧誘を受けると、多くの人は

「怪しい」

「詐欺じゃないの?」

「ねずみ講でしょ」

と考えるかも知れませんが、このMLM自体は合法であり、ビジネスモデルとしても確立されています。

MLMとねずみ講は仕組みはとても良く似ていますが、MLMは合法でねずみ講は犯罪です。

今回はこの違いを解説し、私自身がなぜMLMを始めなかったのか、その理由についても書いていきたいと思います。(勧誘され、セミナーには5回程行っています)

MLMとマルチ商法は同じ。ねずみ講は犯罪


MLM、マルチ商法、ネットワークビジネスと、様々な呼び名がありますが、これらは全て同じ仕組みを表しています。

ねずみ講との最大の、かつ唯一の違いは、商品を媒介しているかしていないかという点です。

MLMの勧誘者は、バイナリー制度などの報酬体系があり、報酬体系が充実している。ねずみ講とは全く違うという説明を時間をかけて丁寧に説明してくれますが(時には感情的に)、実は法律上の違いはこれだけなんですね。

ではまず初めにねずみ講とはどういったものなのか、詳しく見ていきましょう。

ねずみ講とは?



ねずみ講は、ねずみ算式に会員が増幅することから、このように呼ばれるようになりました。

一人が二人を紹介し、二人が二人ずつ紹介することができれば、倍々になって増えていくという仕組みです。

2,4,8,16,32,64,128…

細胞分裂みたいな感じかな笑

この細胞分裂講...もとい、ねずみ講は、後に法律用語で無限連鎖講と呼ばれます。

現在日本では無限連鎖講の防止に関する法律で禁止されています。

仕組みはいたって簡単。


無限連鎖講(むげんれんさこう)とは、金品を払う参加者が無限に増加するという前提において、二人以上の倍率で増加する下位会員から徴収した金品を、上位会員に分配することで、その上位会員が自らが払った金品を上回る配当を受けることを目的とした金品配当組織のことである。

Wikipediaより引用

Wikipediaではこのように書かれています。

ふむふむ、もうちょっと簡単な日本語で書いてほしいところですね。

つまり、

上位者Aさんは会員費として100円払いました。

Aさんの紹介で入会したBさんとCさんも会員費として100円ずつ払いました。

BさんとCさんの合計は200円になるので、Aさんの会員費100を上回り、残った100円はAさんの利益になります。

ものすごく簡単に説明するとこんな感じになります。

もちろんAさんにも上位者がいるので、100円まるまるAさんの懐に入るわけではありませんが、説明を簡単にするために例として挙げています。(これではAさんより上位者はうまみがありませんからね。)

また、このWikipediaの記事でいう金品とは、財産権を表彰する証券又は証書も含まれます。

これから説明するMLMとの違いは、先ほども書きましたように、商品が媒介しているかどうか。つまり、商品があるかないかの違いです。

MLM(マルチ商法・ネットワークビジネス)



商品が媒介しているMLMは合法。というざっくりとした解説をしてきましたが、実はMLMは法律上でしっかりと定義されています。

MLMは法律では、連鎖販売取引と呼びます。

連鎖販売取引の定義は以下の通りです。

  1. 物品の販売の事業であること。
  2. 加入者は、再販売、受託販売もしくは販売のあっせんをする者であること。
  3. 紹介料や販売マージン、ボーナス等の特定利益が得られると勧誘をすること。
  4. 入会金や商品購入費などの名目で何らかの金銭的な負担(特定負担)を伴う取引であること。

とされています。

つまり、商品の購入という名目で、購入者が購入者を勧誘し、その手数料として報酬が発生。そして、下位者が現金などの負担があれば、どのような呼び名、報酬体系が存在しようと連鎖販売取引になります。

人によって

「マルチ商法は悪だけど、MLMはちゃんとしたビジネス」

などと、呼称によってイメージが大きく変わるという方もいますが、法律上での仕組みは一緒なんですね。

MLMは合法だが、法律を遵守していない人もいる



このMLMは合法で、ビジネスモデルとしても確立されていることは、ここまで読んでいただければ理解していただけたかと思います。

しかしながら、ビジネスモデル自体が合法なだけであって、その勧誘の仕方や契約の内容などをごまかす人が多いのも事実です。

そのために、連鎖販売取引については、特定商取引法では厳しい規制がなされています。

例えば、誇大広告の禁止。

つまり、事実とかけ離れたことを言って注意を引いたり、大げさな表現で話してみたりといった具合です。

「簡単に儲かる」

といった勧誘がこれに当たりますね。

不実告知、威迫困惑行為等の禁止も多くみられます。

何度も断っているのにしつこく勧誘してくる、高圧的だったり権力を振りかざしたりなどです。

また、ほとんどの勧誘者が食事と誘っておきながら勧誘を開始しますが、本来は勧誘をする旨を伝えてからでないと勧誘をしてはいけません。

MLMに限らずどんな仕事でもそうですが、簡単にお金を稼ぐ方法などありません。

その点については次の「私がMLMをやらない理由」で触れたいと思います。

私がMLMをやらない理由



ここからは、あくまで私の個人的な意見ですのでMLMの仕組みやねずみ講との違いを知りたかっただけ。という方はブラウザバックをしてください。

できるだけ論理的に、そして本質的な部分に触れて書いていますので、少し時間があれば目を通していただきたいというのが本音なのですが...

それではその理由について解説していきます。

日本という市場では広まりにくい


日本では、海外に比べて起業家マインドが受け入れられにくい傾向にあります。

皆さんも子供のころから

「いい学校に行って、いい会社に就職するために勉強をしなさい」

と、口酸っぱく言われて来た方が大半だと思います。

これは日本において、会社名が社会的ステータスになったり、個人の社会的信用そのものになったりするからです。

もし私が明日から、現在の会社を辞めて自分自身の会社を立ち上げたとしましょう。

すると肩書は社長であるのにも関わらず、会社で働いていた時のように、銀行でお金を借りることも難しければ、新しい賃貸マンションを借りることすら困難になるでしょう。

もし、私個人の事業の見通しが非常にいいもので、現時点で本業よりも稼ぎがあるとしてもです。

日本ではそれだけ、正社員で働いていることが「社会的」信用につながるのす。

アメリカではファイコスコアのように、個人の信用をはかるものがありますが、それだけ日本では、起業などといった言葉に抵抗があります。

よろしいでしょうか。これはあくまで一般論です。こういった考えの方が日本人の大半を占めているという状況です。

そんな状況で、もし、あなたの友人が「ビジネスをやっている。」しかもそれがMLMだと言ってきたらどうでしょうか。

一般的なイメージで「怪しい」、「詐欺じゃないのか」と思っている人が多い日本では、それだけ確率が低くなるということを表しています。

もちろんMLMはビジネスモデルとして確立されていますし、実際に行っている人からすればいいものなのかもしれませんが、

あくまで「怪しい」という意見が世間一般のイメージなのです。

しかもこれが大多数である上に、自分に商品を売りつけてくるわけですから、友人関係が壊れやすいだとか、周りから見れば、おかしくなってしまっただとか言われてしまうのです。

商品の責任を負えない



MLMの商品は日用品やサプリメントなどを販売している会社がほとんどです。

しかも高い

よく勧誘する人は、

「ものがいいから、飲めば体の調子が良くなる」

「天然素材しか使っていないシャンプーだから髪にいい」

などと言ってきますが、この話を聞いた時に頭の中で浮かべてほしい文章があります。

よく通販番組などで目にする

「あくまで個人の感想です」

という文章です。

人によって風邪薬が効きにくい、痛み止めが効きにくいなどの個人差があります。

お薬でさえ効き目に個人差があるのに、サプリメントやシャンプーが万人に効果が出るとは限らないということです。

ここからが本題。

効果が出ないまでならいいですが、もし商品を紹介して健康被害などが出た場合に責任を取れますか?という事です。

もし自分に健康被害が出たと考えた場合、紹介してきた上の人間にも弁償や医療費鵜を出してもらいたいと考えるのが普通ではないでしょうか。

つまり、商品をコントロールできないということは、非常にリスクがあると考えられます。

商品がそこまで良くない


MLMの商品は高額です。

それは、普通の会社は広告費や人件費などにお金をかけていて、原価にはほとんどお金を使えていない。

その反面、MLMは口コミだから広告費や人件費がもいらないので、原価に使えるお金が大きいです。

と言います。

でもよくよく考えてほしいのは、MLMは紹介料やボーナスなどがあります。これは全て、その商品の購入金額の中に含まれています。

下の人の何%、その下の人の何%、様々なボーナスが商品購入代金から支払われています。

こうなった時に、本当に原価に使われているお金はほとんどないのではないか、と考えられます。

もはや、一般の企業のほうが原価にかける割合、原価率は高いのではないかと思ってしまうくらいです。

友人や知人を客としてみなければならない



先ほど書いたように、MLMは、自分が紹介し、自分の下についた人が商品を購入することでその数%がバックされるという仕組みです。

つまり、紹介した人全員が自分のお客さんで、悪い言い方をすると、その人たちからお金を巻き上げているということなのです。

可能性を狭められる


MLMの勧誘を受けると必ず聞くのが

「不労所得欲しいと思わない?」

「お店を出すとしても、何百万というお金が必要になる」

「株とかFXも自分ではコントロールできないし危険」

「不動産投資もマンションを買うお金なんてないから無理」

「MLMならほんの少しの資金からできるしリスクも少ない」

「MLMしかないよね」

というロジック。

正直私はこれが大嫌いなんですよね。

店を出すのが無理
→ネットショップで店舗持たなければ初期資金がなくてもできる

株、FXコントロールできない。危険
→勉強すればいい

不動産変えない
→分割でも買える。サラリーマンで不動産投資してる人もいる。これも勉強すればいい

私自身も最近MLMに勧誘されたときは、FXを勉強してることを伝えました。

すると、危ないとかやめときなとか

まだまだ勉強は足りていませんが、資金管理と損切をしっかりしていれば何も危険なことはありません。

自分がやったことのない、または、本気で努力していない事に関して人にとやかく言うのは間違っているのではないかと思いましたね。

これは私の持論なのですが、リスクは知識量によって大きくも小さくもなると思っています。

無知こそが最大のリスクともいえると思います。

不労所得にはなりえない(非常に困難)


MLMの勧誘者は、

「働かずにお金が入ってくる仕組みを作らない?」

という切り口で勧誘してくることが多くあります。

つまり不労所得ですね。

反対に、正社員として働いたりアルバイトとして働いたりして得る所得、つまり、労働という対価として得る所得を労働所得と言います。

でもよく考えてみてください。

  • 紹介できそうな人をリストアップして、連絡し、アポを取って勧誘する。
  • 紹介した人が入会すれば、辞めないようにフォローする必要があり、セミナーなどにも定期的に参加しなければならない。
  • 上の立場になれば、セミナーの講師として話す機会も増え、フォローする人数も多くなる。

これって労働じゃないですか?

ということ。

もちろん、完全な労働所得とは言いませんが、まるまる不労所得とも言えません。

下の人が働いてくれれば自分が働いていない時でもお金が入って来ますが、もちろんその人たちのフォローも欠かせません。

ですから、半不労所得といったところでしょう。

不労所得は、例えばマンションのオーナーのような、本当に寝ているだけでもお金が入ってくる状態のことを言います。

まとめ


今回はMLMの仕組み、そしてマルチ商法やネットワークビジネスという呼称があること、そしてねずみ講との違いを説明しました。

私がMLMをやらない理由を再度お伝えすると

  • 日本では広まりにくい
  • 商品の責任を負えない
  • 商品が良くない
  • 友人や知人を客としてみなければならない
  • 可能性を狭められる
  • 不労所得にはなりえない

といった点でした。

しかし、私がやらないだけであって、今回説明したことを踏まえて、それでもやってみるというのはいいのかもしれません。

やらない方でも、セミナー自体は行ってみる価値は大いにあると思います。

私自身もなんどかセミナーに参加していますが、モチベーションは上がるし、どのような世界でも成功している人の話を聞けることはそれほど多くないですからね。

そして成功している人は、手段は違えど、自分が今何をすべきなのか考えさせてくれます。

セミナーに行く意義は、手段ではなく本質をとらえること、自分で考えうことだと思います。

また、全世界で1000万部を突破したベストセラー、ロバート・キヨサキさん著書の「金持ち父さん、貧乏父さん」という本の中では、実はMLMは推奨されています。

しかし、この方は日系三世のアメリカ人であり、今回解説した日本では広まりにくいということを考慮の上読んでいただければと思います。

そして、勉強といった観点で書いてあることに注意していただきたいです。

ロバート・キヨサキさんは、コミュニケーションスキルの勉強やキャッシュフローの勉強という観点でMLMを勧めているのだと感じます。

キャッシュフローとかの細かい話は読んでいただくのが早いかなと思いますね。

実際、この本は本当にいい本ですし、人生を変える1冊にもなりえると思います。

私もこの本読んでから、勉強するようになったな~

是非読んでみてください。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました

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