ポンジスキームとは?仮想通貨詐欺に多い仕組みを解説

これからを生きる

世の中には、「楽してお金を稼ぎたい」と思っている人は多くいます。

口に出さないまでも

「宝くじが当たったら」

「お金がもう少しあったら」

と思う人は多いはずです。
私自身も、寝ているだけでお金が入ってきたらどんなに楽だろうかと考えてしまうことはあります。

しかし、こういった甘い考えに付け込み、投資案件や仮想通貨などの詐欺で常套手段として使われているのが、この「ポンジスキーム」です。

今回はポンジスキームの特徴や仕組み、成り立ちなどを解説していきます。それではそれでは見ていきましょう。

ローリスク・超ハイリターンを謳っている



ポンジスキームの最大の特徴は、ローリスク、またはノーリスク(元本保証など)として、月5%~12%などの高利回りを実現することを可能にしているというものがあります。

「元本は保証します」

「毎月配当をお支払いします」

「1年後には資産が倍になります」

といったいかに投資したくなるような条件を並べてきますが、投資に元本保証や確実という言葉はありません。

投資の大原則はリスクとリターンは比例する。ということです。

つまり、ローリスクならローリターン。裏を返せばハイリスクを取らなければハイリターンは得られないということです。

しかも、投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットでさえ、年のリターンは20%程度と言われています。

ノーリスクで1年置いておけば資産が倍になるなんておいしい話はありません。

投資の世界は元本が非常に重要です。つまり元のお金が大きければ大きいほど意味があるということです。そして、私たちが思っているほど急速にお金は増えません。

何年、もしくは何十年という単位で資産を増やしていくのが投資というものなのです。

仕組みはいわゆる自転車操業



ポンジスキームは、実際に投資すら行っていません。

新しい出資者が出資してくれたお金から、会員の配当が支払われます。つまりそれは投資の配当ではなく、入ってきたお金を横流しにしているだけです。

お金を返すために別のところからお金を借りるという、一度借金をしてしまった人が陥りがちな自転車操業と、全く一緒のお金の流れなのです。

このポンジスキームの怖いところは、出資者がいなくなればいずれ必ずパンクするということで、新しいお金が入ってこない=配当に回すお金が無くなるということを意味するからです。

ちなみに、Wikipediaではこのように書かれています。

ポンジ・スキーム(英:Ponzi scheme)とは、詐欺の一種で、「出資してもらった資金を運用し、その利益を出資者に(配当金などとして)還元する」などと謳っておきながら、謳っていることとは異なって実際には資金運用を行わず、後から参加させる別の出資者から新たに集めたお金を(やはり運用せず)以前からの出資者に“配当金”などと偽って渡すことで、あたかも資金運用が行われ利益が生まれてそれが配当されているかのように装うもののこと。投資詐欺の一種に分類され、日本語で「自転車操業」と呼ぶような状態に陥り破綻する。

Wikipediaより

新しい出資者が見つからなくなるまでは、(実際には行われていない)投資の配当として渡しますが、新しい出資者がいなくなり、詐欺を仕掛ける側が潮時だと判断すれば、大金を持ってドロンする。というわです。

ポンジ・スキームという名前の由来は、1920年ごろにこの手口を使って詐欺を働いた「チャールズ・ポンジ」というアメリカ人の名前から来ています。

ポンジスキームとねずみ講


ポンジスキームと混同されがちなのが、ねずみ講ですがこの二つは全く違うものです。

ねずみ講はピラミッドスキームとも呼ばれ、その仕組みは紹介などを通じて、上位層の人が下位層の人からお金を受け取り、その形が連鎖していく仕組みです。

他にも無限連鎖講という呼び名もあり、下位層の人が、お金を払い続ける限りは破綻することはありません。

アムウェイやニュースキンといったMLM(マルチ・レベル・マーケティング)と、このねずみ講の違いは、商品を媒介しているかいないかの違いです。

ねずみ講は金銭だけが流れているのに対し、MLMは日用品などの商品を媒介しています。

法律上も、商品を媒介していないねずみ講は犯罪とされていますが、MLMは犯罪にはなりません。

しかし、紹介制度を取ることや、口コミによって広めることで、新しい出資者を募ることを目的に、ポンジスキームとピラミッドスキームを併用しているものもあります。

前回の記事で書いたFinancial.orgも、このピラミッドスキームとポンジスキームを併用しているものです。Financial.orgの記事はこちらから

ポンジスキームとピラミッドスキームを併用していても、ポンジスキームである時点で、

  • 投資は行われていない
  • 資金は横流しされているだけ

ですので、いつか必ず破綻してしまいます。

ポンジスキームは、立ち上げ当初から始めた人は儲かります。しかし、破綻寸前で資金を入れいてしまった人は間違いなく損をしてしまいます。

もし、もうすでに始めてしまっている人がいるなら、できるだけ早くやめることをお勧めします。

まとめ


もしあなたが、「もしかしたらこれはポンジスキームの詐欺かも?」と思った場合は、今回まとめた点に注意してみてください。

  • ローリスク(またはノーリスク)・ハイリターンではないか
  • 月単位で利益が上がるなどと言っていないか。
  • 確実に儲かるという話ではないか(投資に絶対はありません)

「おいしい話には裏がある」と思って聞くのが賢明でしょう。

その他にも、ポンジスキームの成り立ちや、ねずみ講との関係などについて書きました。

そういえば、日本では、証券会社や銀行が販売している「毎月分配型投資信託」とかいう極悪商品が存在したはず...

まあこの話は余談なので、別の機会にしっかりかきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。それではまた

コメント

  1. […] もの。ポンジスキームの詳しい解説はこちらから […]